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【菊花賞】アスクビクターモア ラスト1冠獲りへ万全 雨上がりものともせず美浦W疾走

2022年10月20日 06:00

 美浦Wで躍動感あふれる動きを披露したアスクビクターモア(撮影・園田高夫)

 「菊花賞・G1」(23日、阪神)

 準備は万端だ。アスクビクターモアは19日、雨上がりで重たくなった馬場をものともせず、美浦Wを疾走。馬場の八分どころを一直線に伸びて好仕上がりをア ピールした。皐月賞5着、ダービー3着と悔しさを味わった春。当時の上位馬不在で行われるクラシック最終決戦。全力投球でラスト1冠を獲りに行く。

 薄曇りの空にひと筋の光が走った。雨上がりの美浦W。アスクビクターモアが馬場の外めを軽快なフットワークで真一文字に伸びていく。最後まで鞍上に大きなアクションはなく、馬の行く気に任せて6F84秒4-37秒4-11秒7を計時。ゴール板を過ぎてもしばらくは流れを止めることなく、ゆっくりとスピードを落としていった。

 田村師は「折り合い重視で、うまくコントロールしながら最後だけ放すようにと指示した。時計は速くないけど、躍動感にあふれた走り。馬場が重たい中でもラスト200メートルの動きは良かったよ。先々週、先週よりもさらに良く見えたね」と満足そうにうなずいた。

 春の上位馬が不在となったクラシック最後の1冠。ダービー3着の実績はメンバー最上位のものだ。追う立場から追われる立場へ。「注目されるのは光栄なこと」と胸を張ったトレーナー。「今後は強力なお兄さん、お姉さんとも戦っていくことになって、どんどんハードルは高くなっていく。それに打ち勝ってこそ、強い馬になれる」。この馬の実力はまだまだこんなものじゃないとばかりに、キッパリ言い切った。

 デビュー当初から中長距離馬と信じて、厳しい戦いの中で鍛え上げてきた。「しんどかったと思うけど、ひと夏を越して精神面でも成長してくれた。ダービーでも見せ場たっぷりだったし、3000メートルの距離は大丈夫だと思っている」。歩んできた道は間違っていなかったと断言する。

 舞台は2度の坂越えが待ち構える仁川の長丁場。「中山の坂も相当きつい。そこを経験して実績も上げてきた。輸送も慣れたもの」。さらりと言い放った指揮官にとっては、4年ぶり2度目の菊。「条件は皆一緒。勝ちたい気持ちも一緒。ここまできっちり仕上げた。あとは関西のファンの皆さんに、いい馬だと言ってもらえるように持っていくだけ」と力を込めた。揺るぎない自信を胸に最後の1冠獲りへ-。土曜朝、決戦の地に向かう。

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