キングジョージで金星をあげたパイルドライヴァー(提供:At the Races)
今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSで金星をあげたパイルドライヴァー(牡5、Pyledriver)が、出走を検討していたジャパンCを回避することが分かった。香港ヴァーズも回避する予定で、今年いっぱいは休養となる見込みだ。英メディア『RacingTV 』が現地時間26日に報じている。
パイルドライヴァーを管理するW.ミューア調教師は同メディアの取材の中で、日本に行きたかったとしながらも「レースまでは4週間しかないが、いきなり強めの調教はしたくなかった。軽めの乗り運動をする期間が数週間は欲しかった」と回避の理由を明かした。
次走については、「オーナーと話して、彼に少し休息を与えた上でドバイシーマクラシックの前に1レース使おうかと思います」と展望を語った。
パイルドライヴァーは父Harbour Watch、母La Pyle、母の父Le Havreという血統の英国産馬。通算成績は18戦7勝。
2019年7月にイギリスでデビュー。2021年のコロネーションCでG1初制覇を果たし、同年の香港ヴァーズでもグローリーヴェイズの2着に好走した。
G1・2勝目をあげたキングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは、昨年の凱旋門賞馬トルカータータッソ、G1・3勝馬ミシュリフ、今年の愛ダービー馬ウエストオーバーらを相手に勝利を収めている。