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アリクテラー(10月30日、阪神6R・2歳新馬・ダート1800メートル=3着)
ゲートを出ずに大きく出遅れ。向こう正面からポジションを押し上げたが、勝ち馬に内から張られ馬群の外を回るロスも重なった。最後は2着馬にもかわされたが、それでも直線ではジリジリと脚を伸ばした。レース慣れ、ゲートの向上も見込める次回は、好勝負に持ち込めるだろう。
「まだ若い。ゲートも出ないし、まだ体にも余裕があった」と浜中俊騎手。「のちのち走ってくると思います」と今後に期待を寄せた。19日に栗東・CWコースで6ハロン82秒9と上々の時計をマークし、26日には同コースでラスト2ハロン11秒8―11秒5と鋭伸。調教の動きからもデビュー初勝利は近い。(戸田 和彦)