◆第27回ファンタジーS・G3(11月5日、阪神競馬場・芝1400メートル=良)
2歳牝馬12頭によって争われたG3は、石橋脩騎手が騎乗した10番人気の
リバーラ(牝2歳、美浦・高柳瑞樹厩舎、父
キンシャサノキセキ)が好スタートからそのまま逃げ切って、重賞初制覇を決めた。勝ち時計は1分21秒3。関東馬のファンタジーSは2011年の
アイムユアーズ以来の2頭目。
1馬身1/4差の2着は後方から外を伸びた函館2歳Sの覇者で2番人気の
ブトンドール(鮫島克駿騎手)。さらに1馬身差の3着は5番人気の
レッドヒルシューズ(酒井学騎手)が続いて、3連単は46万7700円の高配当となった。なお、1番人気の
アロマデローサ(福永祐一騎手)は10着に終わった。
Cデムーロ騎手(
トゥーテイルズ=4着)「道中忙しく、なかなか脚をためられませんでした。それでも伸びてきたので、距離を延ばしてさらに良さが出そうです」
菱田裕二騎手(
サラサハウプリティ=5着)「状態はとても良かったです。並び、メンバーを見て、先行争いをするとロスが多くなると思ったので、しまいの脚を使える位置を取りました。自分のペースで走れれば、もう少しやれます」
団野大成騎手(
クインズエルサ=6着)「プラス8キロは好材料かなと思っていましたが、若干重たい感じでした。まだ幼くて、ゲートを出て耳を立てたり、ハミを取りませんでした。直線に入った時は踏ん張れていたので、体と気持ちがかみ合えばもっとやれていいです」
松田大作騎手(
シルフィードレーヴ=7着)「いい感じで運べましたが、まだキャリアが浅いですからね。これからの馬なんで」
和田竜二騎手(
コスモフーレイ=8着)「ゲートでイレ込んでそわそわして、上に伸び上がるようなスタートでした。手応え良く、4角でも伸びそうでしたが、怖がっていました。脚はあるんですが、他馬を気にしてばかりいました。調教より競馬に行っていい馬ですし、能力はあると思います」
川田将雅騎手(
バレリーナ=9着)「
テンションが上がりすぎて、競馬前に疲れ果ててますね」
藤岡康太騎手(
サツマノオンナ=11着)「枠も良かったし、先手を取ろうとして出していきましたが、外の馬が速くてあの位置からに。勝負どころで苦しくなりました」