2200mのオールカマーを勝利しているウインマリリン(撮影:武田明彦)
今週から、有馬記念まで7週連続のGI開催。その第1弾として、今週は最強牝馬決定戦・エリザベス女王杯(GI)が行われます。
昨年は10番人気、7番人気、9番人気の決着で三連単「339万馬券」となったレース。今週は、波乱含みの一戦をnetkeibaオリジナルAIに占ってもらいます。
秋華賞(GI)でワンツーフィニッシュを決めた高野厩舎の3歳馬2頭が出走するということで、古馬との比較が困難なレース。古馬勢も三冠牝馬デアリングタクトを筆頭に実力馬が揃いましたが、海外からもマジカルラグーンが登録したことで予想の難しさに拍車をかけています。
ただ、むずかしいレースであるほどに期待値の比重も高まるというもの。今年も一筋縄ではいかなさそうなエリザベス女王杯ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆非根幹距離での一発を期待
今週のエリザベス女王杯でAIが本命に抜擢したのは、人気薄が予想されるウインマリリンでした。
週初はR.ムーア騎手騎乗のアンドヴァラナウトを推奨していたAIでしたが、週末になって本命馬を変更。ウインマリリンにしてもD.レーン騎手が騎乗するということで、やはり恐さのある一頭といえそうです。
昨年のエリザベス女王杯では16着と惨敗を喫しているウインマリリンですが、一昨年は同レースで4着。昨年は先行馬が総崩れとなる前に厳しいレースでしたから、流れ次第では十分に対応も可能でしょう。
今回、GIでは数少ない非根幹距離が舞台。しかし、本馬が昨年勝利した重賞は日経賞(GII)が2500m、オールカマー(GII)が2200mで、王道からは少しズレた距離を得意としている感もあります。
調子自体は前走の内容からも上昇していそうですから、このメンバーでも一発があるかもしれません。
(netkeiba編集部)