◆
クロックフォード(11月12日、東京4R・2歳新馬、ダート1600メートル=5着)
メンタル面の課題を露呈しながらも勝ち馬とはわずかに0秒5差。
クロックフォードは初戦5着ながら能力の高さを見せたと言っていい。
浮き上がるようなスタートで出遅れ、道中は中団からやや後ろの10番手を追走した。「終始ふわふわしていた」と菅原明良騎手。集中力を欠いたまま最後の直線では能力の高さだけで推進力を見せて、5着と迫った。「調教から子どもっぽさを見せていて、集中できるかがカギだと思っていた」とジョッキー。能力の高さは感じていたが、精神的な面で予想通りのところがあった。「メンタル面が成長してくれれば」と今後へ期待する。
母は交流G2の関東オークス2着の
オメガインベガスで、叔父にきさらぎ賞・G3を勝った
アメリカズカップがいる。1度レースを経験して、レースに必要な集中力、メンタル面などが備われば、すぐにでも初勝利を挙げられる逸材ではある。