2016年の七夕賞制覇時のアルバートドック(撮影:下野雄規)
現地時間11月13日、イタリアのサンシーロ競馬場で行われたフェデリコテシオ賞(伊G2)で、L.デットーリ騎手が手綱を執るテンペスティ(牡3、Tempesti)がクビ差の接戦を制して重賞初制覇を飾った。
テンペスティは父アルバートドック、母Tender Hugs、母の父Bachelor Dukeという血統。
同馬の父アルバートドックは日本で現役生活を送ったディープインパクト産駒。母ゴールデンドックエーは2008年のラスヴァージネスS(米G1)覇者という良血馬。栗東・松田博資厩舎からデビューし、2016年の小倉大賞典(GIII)を勝利。その後、松田師の勇退にともなって栗東・須貝尚介厩舎に転厩し、同年の七夕賞(GIII)で重賞2勝目を挙げ、サマー2000シリーズ王者となった。
同年11月に左前脚屈腱炎を発症し、2018年1月10日付で競走馬登録を抹消。現役引退後はイタリアで種牡馬となった。2019年に初年度産駒が生まれ、テンペスティはそのうちの1頭である。