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【マイルCS】三浦 ウインカーネリアンと開花 コンビの絆で人馬初JRA・G1制覇へ

2022年11月18日 06:00

 大駆けといきたいウインカーネリアンと三浦

 「マイルCS・G1」(20日、阪神)

 今年のサマーマイル王者ウインカーネリアンとのコンビで臨む三浦皇成騎手(32)=美浦・鹿戸=が、人馬初のJRA・G1制覇に向けて燃えている。これまで9戦でコンビを組んで7勝を挙げるなど、連対率は驚異の8割8分9厘。実戦と調教で紡いできた確かな絆を武器に、大舞台で本領を発揮する。

 相性抜群のパートナーとともに、悲願のビッグタイトルをつかみたい。デビュー15年目の三浦は、今年のサマーマイルシリーズを制したウインカーネリアンで参戦。人馬ともに、秘めたる才能がようやく花開く時が来た。

 お互いに勢いに乗っている。鞍上は今月3日のJBCスプリント(ダンシングプリンス)で14年の全日本2歳優駿(ディアドムス)以来2度目のJpn1勝ちを記録すると、12日の武蔵野S(ギルデッドミラー)で今年2つ目となるJRA重賞を制覇。一方のカーネリアンは、昨年春に発症した蹄葉炎から今年3月に復帰すると、5月の谷川岳Sから前走の関屋記念まで3連勝。20年皐月賞4着馬が本格化を果たした。

 「調教から付きっきりで乗せてもらっていますが、勝負根性が一番いい部分。どんな競馬もできるのが強みで、1着争いの中に自分がうまくエスコートしたい」。自厩舎の相棒とは9戦して全7勝を記録。記念星を飾るのにふさわしい名コンビだ。

 デビュー1年目の08年に91勝を挙げ、武豊が記録した新人年間最多勝の記録を大きく更新。ただ、その後は順風満帆とは行かず、JRA・G1では106戦で2着2回が最高だった。今度こそ-。師匠・鹿戸師も思いは同じだ。

 「G1を勝てるジョッキーだと思うし、この馬に関しては一番リズム良く走らせてくれて、一番知っているジョッキー」と期待を寄せる。三浦は16年8月の落馬事故で、騎手人生を脅かされた。ともにケガを乗り越え、たくましくなってターフに帰ってきたタッグが、大仕事を果たす可能性は十分にある。

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