ウィルテイクチャージ産駒のヘルシャフト(左)、フランスゴデイナ(右)(c)netkeiba.com
ダーレー・ジャパン株式会社は11月16日、2023年度より日本でウィルテイクチャージ(Will Take Charge)を種牡馬として供用することをホームページ上で発表した。
ウィルテイクチャージは父Unbridled's Song、母Take Charge Lady、母の父デヒアという血統。「ミッドサマーダービー」とも呼ばれるアメリカの大レース・トラヴァーズS(米G1)の2013年覇者で、同年のBCクラシック(米G1)では名馬ムーチョマッチョマンとハナ差の接戦の末に2着入線。2013年の米国3歳王者に輝くなど活躍した。
母テイクチャージレディは現役時代にスピンスターS(米G1)連覇を含むG1・3勝を挙げた名牝で、きょうだい、近親馬には活躍馬が多数並ぶ。ウィルテイクチャージの近親馬について下記に列挙する。
■半姉チャーミング(Charming)
母として、2014年に米G1を2勝したテイクチャージブランディ(Take Charge Brandi)と、2019年のアーカンソーダービー(米G1)覇者オマハビーチ(Omaha Beach)を送り出した。
■半兄テイクチャージインディ(Take Charge Indy)
2012年のフロリダダービー(米G1)覇者。現役引退後は種牡馬となり、日本でも産駒が出走している。
■半妹アイルテイクチャージ(I'll Take Charge)
母として、今年のフロリダダービー(米G1)で2着となったチャージイット(Charge It)を出している。
■半妹アズタイムゴーズバイ(As Time Goes By)
今年のビホルダーマイル(米G1)を含む重賞5勝を挙げている。
ウィルテイクチャージ自身も現役引退後に種牡馬となり、今年のハリウッドGC(米G1)を制したゼアゴーズハート(There Goes Harvard)などを送り出した。日本ではこれまで5頭の産駒が出走し、2020年の伏竜S(OP)覇者ヘルシャフト、昨年のUAEダービー(首G2)やアメリカクラシック競走に挑戦したフランスゴデイナなどが出ている。