3戦目で初勝利を挙げたエミュー(左、カメラ・今成 良輔)
12月3日の中山3R・2歳未勝利戦(芝1600メートル=15頭立て)は、7番人気の
エミュー(牝、美浦・和田正一郎厩舎、父
ハービンジャー)が、デビュー3戦目で初白星を飾った。勝ち時計は1分34秒6(良)。
外の14番枠からスタートを決め、道中はスムーズに流れに乗った。4コーナーでは反応良く前との差を詰めていき、4角6番手から直線では鋭い伸び脚を見せ、最後は外から迫る
レッドバレンティアとの競り合いを首差で制した。
菅原明良騎手は「新馬戦の前から力を感じていて、早く結果を出したかった。(新馬戦の時に)中山で好走していましたし、今日は強気に乗りました。外枠でスムーズに運べて、力を出し切れたのがよかったです」と、納得の表情でうなずいた。
この白星でJRA通算200勝の節目に到達した和田正調教師は「いい位置で流れに乗れて、最後もしっかりしていました。けっこうメンバーもそろっていると思っていましたので、勝ててよかったです。成長も見られると思うし、競馬前に
テンションが高くなったところを気をつけていけば、さらに上でもと思います」と、価値ある勝利をかみしめた。