現地時間7日、85年の凱旋門賞馬で種牡馬としても活躍したレインボークエスト Rainbow Questが、英国のジャドモントファームで疝痛手術後の合併症のため安楽死処分されたことがわかった。26歳だった。
レインボークエストは父Blushing Groom、母I Will Follow(その父Herbager)という血統の米国産馬。現役時代の主な勝ち鞍には85年コロネーションC(英G1)、2位入線ながら繰り上がり優勝となった85年凱旋門賞(仏G1)などがある。通算成績14戦6勝(重賞3勝)。
種牡馬入り後、Quest for Fame(英ダービー-英G1)、Saumarez(凱旋門賞-仏G1)、クロコルージュ(イスパーン賞-仏G1)など多くの名馬を輩出。日本での代表産駒には96年のJRA賞年度代表馬に輝いたサクラローレル(天皇賞・春-GI、有馬記念-GI)やアドマイヤカイザー(エプソムC-GIII)などがいる。
母の父としても優秀で、Kris Kin(父Kris S.)、North Light(父デインヒル)の英ダービー馬2頭のほか、03年朝日杯フューチュリティS(GI)を勝ったコスモサンビーム(父ザグレブ)などを出している。