【朝日杯FS】ウメムスビ 牝系に秘める底力 新谷師「レースに行って真面目な馬」

2022年12月13日 06:00

 ウメムスビの5代血統表

 「朝日杯FS・G1」(18日、阪神)

 梅+結び。新しく馬主となってできたご縁を大切にしたい-。馬名の由来を聞いただけで応援したくなるウメムスビだが、オールドファンにとっては、そのシブい血統からも期待したくなる1頭だ。

 まず初めに目を引くのが、5代母のクリアアンバーだ。初代ダビスタ世代には懐かしいアンバーシャダイ(81年有馬記念、83年天皇賞・春)の母であり、その全妹が4代母に当たるサクラハゴロモ。そのハゴロモにサクラユタカオー(86年天皇賞・秋)をかけたのが、93&94年のスプリンターズSを連覇したサクラバクシンオーという、日本競馬を彩ってきた華々しい一族だ。

 コンスタントに活躍しつつも、母系の勢いはなだらかに減速していったが、祖母のプリンセスカメリアが再び輝きを放つ。2番子のアルフレードが無傷の3連勝を飾り、当時、中山で行われていた11年朝日杯FSを制覇。これまで芝6Fオンリーで、距離延長にやや不安が残るウメムスビにとっては心強い血の後押しとなる。

 同馬を管理する新谷師も「掛かる馬ではないし、レースに行って真面目な馬。馬の後ろにつけたら折り合いは付く」と初のマイル戦にも前向き。豊富な実戦経験と、牝系に秘める底力に期待したい。

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