クワイエットデイが22歳で死亡 重賞2勝を挙げた晩成のダート馬

2022年12月14日 15:14

2007年マーチS勝利時のクワイエットデイ(撮影:下野雄規)

 2007年のマーチS(GIII)や2008年の平安S(GIII)などを制したクワイエットデイ(牡22)が、12月13日に死亡したことが分かった。ジャパン・スタッドブック・インターナショナルがホームページ上で発表した。

 クワイエットデイは父サンデーサイレンス、母アリーズデライト、母の父Alydarという血統。

 2002年11月に京都競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。芝を3戦経験するも未勝利で2歳シーズンを終え、翌2003年1月の3歳未勝利戦を勝ち上がると、続く500万下条件も突破。同年2月のきさらぎ賞(GIII)にも出走した。

 古馬入り後、2004年1月に1000万下条件を勝利すると、ダートで安定した成績を重ね、同年10月に再び1000万下条件を勝利。再度の降級を経て、翌2005年2月に1000万下条件を突破すると、2006年1月に雅S(1600万下)を勝利しオープン入りを果たした。

 2007年の仁川S(OP)では馬体重プラス24kgでレース本番を迎え、米国産の大型馬ツムジカゼや鋭い追い込みで活躍したオリンピアンナイトなどの追撃を抑え込み、ハナ差の大接戦の末にオープン初勝利。続くマーチSでは一転、道中最後方から進出しトーセンブライトに1馬身差をつけて重賞初制覇を飾った。

 翌2008年1月の平安Sでは、メイショウトウコン、マコトスパルビエロ、フェラーリピサ、ドラゴンファイヤーなどダートで活躍する強豪が揃う中、先行集団から力強く抜け出し、後続にクビ差をつけて重賞2勝目を飾った。

 骨折により現役を退いて以降は2009年より青森県で種牡馬入りを果たしたが、3年で種牡馬を引退。その後も青森県のワールドファームで余生を過ごしていた。

(公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルのホームページによる)

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