鮮やかに差し切ってデビューVをあげたルンナノオクリモノ
12月17日の阪神5R、2歳新馬(芝1200メートル=9頭立て)は単勝8番人気の
ルンナノオクリモノ(牡、栗東・大根田裕之厩舎、父ディ
スクリートキャット)が直線で突き抜け、鮮やかなデビューVを飾った。なお、単勝1番人気だった
モノセーラス(牝、栗東・中村直也厩舎、父
ビッグアーサー)は最後に脚色が鈍り、3着に敗れた。勝ち時計は1分10秒9(良)。
発馬でダッシュがつかず、道中は後方3番手からの追走。直線入り口ではステッキが入っていたが、内ラチ沿いに進路を取ったラスト1ハロン手前から一気の加速。アッという間に先頭に立ち、さらに後続を突き放し、2着に1馬身4分の3馬身差をつける完勝だった。
騎乗した国分優作騎手は「気性的に怪しい面がって、返し馬で他馬に迷惑をかけた(寄っていく面を見せた)のは申し訳なかったです。競馬でも気を遣っていましたが、最後は自分からハミを取ってくれました。いい走りをしてくれたと思います」と評価。大根田調教師は「気性的に難しいところはあるけど、かみ合った時の爆発力がある。今日のような競馬が1400メートルでもいけるかな」と今後を見据えていた。