12月17日の阪神11R・
タンザナイトS(3歳上オープン、芝1200メートル=16頭立て)は単勝7番人気の
グルーヴィット(牡6歳、栗東・松永幹夫厩舎、父
ロードカナロア)が直線での叩き合いを制し、実に3年5か月ぶりの勝利を挙げた。なお、単勝1番人気だった
スマートクラージュ(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ディープインパクト)は直線で伸びを欠き、8着に終わった。勝ち時計は1分8秒2(稍重)。
道中は前半3ハロン33秒4というよどみない流れを好位から追走。直線では2番手から抜け出そうとする
エレナアヴァンティの内に進路を取り、最後は2頭によるマッチレースだったが、ねじ伏せるように頭差だけ前に出た。
今回は半年ぶりの実戦で、前走から14キロ増だったが、2019年の中京記念以来となる勝利。騎乗した岩田康誠騎手は「体は重かったけど、力がありますね。思ったより前めの位置になりましたけど、いい競馬ができました。体が絞れれば、もっと良くなると思います」と素質を評価した。松永幹調教師も「ジョッキーがうまく力を引き出してくれました。(放牧先の)牧場もうまくケアしてくれましたね。賞金を加算できてよかったです」とホッとした表情を浮かべていた。今後は未定。