2戦目で初勝利を挙げたハーパー(カメラ・高橋 由二)
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ハーパー(12月18日、阪神3R・2歳未勝利、芝1600メートル=1着)
阪神・芝2000メートルのデビュー戦は2着。同じく1番人気に支持された2戦目はきっちり期待に応えた。
外枠から発馬を決め、すんなり外の2番手に収まった。終始手応えは良く、コーナリングもスムーズ。直線は馬なりで先頭に並びかけ、残り350メートル付近で出た
ゴーサインにしっかり反応。ゴールまで脚は鈍らず、1馬身3/4差をつけた。
デヴィッド・イーガン騎手は「前回と同じようなポジションが取れました。その前回は4コーナーで外に膨れたので、気をつけて乗りました。直線に入ってからも脚を使ってくれましたが、2着馬が迫ってくるとまたエンジンがかかって、ラスト50メートルはすごい
スピードが出ていました。まだ若い馬ですが(初戦から)だいぶ変わったと思います」と評価した。
距離短縮に難なく対応して課題を克服。レースセンスと学習能力の高さを見せた。半姉はダートのJBCレディスクラシックを勝った
ヴァレーデラルナ、全兄の
ダノンセレスタは芝で3勝と血統的な魅力はたっぷり。この路線を続けて使ってくるようなら、クラスが上がっても狙い続けたい素材だ。(吉村 達)