中山、阪神、中京の3場開催で土曜、日曜合計10鞍が組まれた新馬戦。外厩別では山元TC、グリーンウッドが1勝を上積みし、そのほかバリエーション豊かな外厩、育成牧場経由の競走馬たちが勝ち上がった週だった。
【12月17日・中山5R、2歳新馬、芝2000メートル、良馬場=17頭立て】
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セリオーソ(牝、美浦・高柳瑞樹厩舎、父
ディープブリランテ、母エバーグレーズ、母の父シンボリクリスエス)434キロ、馬主=Viridian
Keiba Club、生産牧場=清水牧場
【血統】父の代表馬は
モズベッロ(大阪杯2着)、
セダブリランテス(重賞2勝)、
ラプタス(かきつばた記念連覇など)。
【レースVTR】16番枠からスムーズに流れに乗り、縦長の隊列で道中は中団10番手に構えた。3コーナー過ぎから徐々に位置取りを上げていくと、直線では大外に持ち出して、抜群の決め手を発揮して差し切った。勝ち時計は2分3秒7。
【コメント】三浦皇成騎手「1週前の追い切りに乗って、背中のすごくいい馬と思っていました。返し馬でも、芝の走りはすごくよかったです。気性の難しい血統で、牝馬で気が勝っているので、よく厩舎の方がうまく抑えていい状態で送り出してくれました。競馬は、内に入れるのはプラン通りで、初戦とは思えないくらいの競馬のうまさで、抜け出す時の反応、抜け出してからも
バランスよく走ってくれた。気持ちがカギですが、今の状態なら上(のクラス)にいっても楽しみ」
【将来性】★★★
【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】
セリオーソ ◇17日中山5R芝2000(松風馬事センター)
アフトクラーティラ◇17日中山6Rダ1800(山元TC)
ルンナノオクリモノ◇17日阪神5R芝1200(グリーンF甲南)
テンカオーライ ◇17日阪神6Rダ1800(グリーンウッド)
ベンダバリラビア ◇17日中京5Rダ1800(吉澤ステーブルWEST)
トゥルース ◇18日中山5R芝1600(千代田牧場)
レヴィナス ◇18日中山6Rダ1200(
オークヒル
ファーム)
マイネルラウレア ◇18日阪神5R芝2000(真歌トレーニングパーク)
ユイノマチブセ ◇18日阪神6Rダ1200(新冠町)
プウスカンドゥール◇18日中京5R芝1400(
フォレストヒル)
【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】
1 ノーザン
ファームしがらき 37勝(31・2%)
2 ノーザン
ファーム天栄 36勝(32・1%)
3 山元トレーニングセンター 20勝(19・5%)
4 チャンピオンヒルズ 17勝(19・2%)
5 吉澤ステーブルWEST 14勝(21・4%)
6 大山ヒルズ 12勝(26・3%)
7 吉澤ステーブルEAST 11勝(25・4%)
8 グリーンウッド・トレーニング 9勝(17・2%)
9 宇治田原優駿ステーブル 8勝(13・1%)
10 阿見トレーニングセンター 6勝(10・2%)
※競馬サイト「馬トク」からのデータ