【2歳新馬評価】大人びた走りのセリオーソ、三浦皇成騎手「初戦とは思えないくらいの競馬のうまさ」

2022年12月20日 07:25

セリオーソ

 中山、阪神、中京の3場開催で土曜、日曜合計10鞍が組まれた新馬戦。外厩別では山元TC、グリーンウッドが1勝を上積みし、そのほかバリエーション豊かな外厩、育成牧場経由の競走馬たちが勝ち上がった週だった。

【12月17日・中山5R、2歳新馬、芝2000メートル、良馬場=17頭立て】

セリオーソ(牝、美浦・高柳瑞樹厩舎、父ディープブリランテ、母エバーグレーズ、母の父シンボリクリスエス)434キロ、馬主=Viridian Keiba Club、生産牧場=清水牧場

【血統】父の代表馬はモズベッロ(大阪杯2着)、セダブリランテス(重賞2勝)、ラプタス(かきつばた記念連覇など)。

【レースVTR】16番枠からスムーズに流れに乗り、縦長の隊列で道中は中団10番手に構えた。3コーナー過ぎから徐々に位置取りを上げていくと、直線では大外に持ち出して、抜群の決め手を発揮して差し切った。勝ち時計は2分3秒7。

【コメント】三浦皇成騎手「1週前の追い切りに乗って、背中のすごくいい馬と思っていました。返し馬でも、芝の走りはすごくよかったです。気性の難しい血統で、牝馬で気が勝っているので、よく厩舎の方がうまく抑えていい状態で送り出してくれました。競馬は、内に入れるのはプラン通りで、初戦とは思えないくらいの競馬のうまさで、抜け出す時の反応、抜け出してからもバランスよく走ってくれた。気持ちがカギですが、今の状態なら上(のクラス)にいっても楽しみ」

【将来性】★★★  

【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】

セリオーソ    ◇17日中山5R芝2000(松風馬事センター)

アフトクラーティラ◇17日中山6Rダ1800(山元TC)

ルンナノオクリモノ◇17日阪神5R芝1200(グリーンF甲南)

テンカオーライ  ◇17日阪神6Rダ1800(グリーンウッド)

ベンダバリラビア ◇17日中京5Rダ1800(吉澤ステーブルWEST)

トゥルース    ◇18日中山5R芝1600(千代田牧場)

レヴィナス    ◇18日中山6Rダ1200(オークヒルファーム)

マイネルラウレア ◇18日阪神5R芝2000(真歌トレーニングパーク)

ユイノマチブセ  ◇18日阪神6Rダ1200(新冠町)

プウスカンドゥール◇18日中京5R芝1400(フォレストヒル)

【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】

1  ノーザンファームしがらき   37勝(31・2%)

2  ノーザンファーム天栄     36勝(32・1%)

3  山元トレーニングセンター   20勝(19・5%)

4  チャンピオンヒルズ      17勝(19・2%)

5  吉澤ステーブルWEST    14勝(21・4%)

6  大山ヒルズ          12勝(26・3%)

7  吉澤ステーブルEAST    11勝(25・4%)

8  グリーンウッド・トレーニング  9勝(17・2%)

9  宇治田原優駿ステーブル     8勝(13・1%)

10 阿見トレーニングセンター    6勝(10・2%)

※競馬サイト「馬トク」からのデータ

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