併せで追い切るシルバースペード(左)(撮影・村上大輔)
【東西ドキュメント・美浦=12日】京成杯に出走する
シルバースペードは鈴木智が注目する一頭。前走・東スポ杯2歳Sは6着だったが、4着だった
ドゥラエレーデが、その後にホープフルSを制覇。レースレベルは高かった。
最終追いはWコースで
リュウノユキナ(8歳オープン)と併せ馬。交流重賞で活躍する厩舎のエースをパートナーに選んだ意図を小野師は「調教で動く馬だから。そのレベルで併せられる馬が(
リュウノユキナしか)いない」と説明した。6Fからスペードが4馬身先行してスタート。3〜4角で内に潜り込んだユキナがコーナリングを生かして、いったん前に出る。直線を向くと今度はスペードが内に進路を取り追走。
ゴーサインに応えてゴール前鋭く伸び、1馬身先着した。5F66秒7〜1F12秒4。小野師は「余力があって、いい感じ。徐々に力をつけている。折り合いがつくので距離が延びるのはいい」と満足げ。「軽視禁物」とノートに記した鈴木智だった。