カーバンクルSに出走予定のエレナアヴァンティ(撮影:下野雄規)
中山11RのカーバンクルS(4歳上・オープン・中山芝1200m)が現役屈指の高配メーカー・
エレナアヴァンティ(牝6、美浦・宗像義忠)で万馬券を狙う。
追いかけて損はない馬だ。古馬になって以降の馬券圏内3回は15番人気、11番人気、12番人気。なぜか毎回フロック視されるが、すんなり先行なら実に渋太い。前走の
タンザナイトSは12番人気での2着だが、3・4着には後方組が突っ込んでおり、決して展開に恵まれただけではない。
中山芝1200mで走るのは、一昨年のこのレースで15番人気ながら3着に激走して以来。関東馬ながら意外にも2回目となる。実はアドマイヤムーン産駒の牝馬はこの舞台を滅方得意にしており、18年以降では延べ45頭で[6-10-9-20]の勝率13%、複勝率56%。単勝10倍以上の伏兵が6頭も馬券に絡んでおり、人気に関係なく買える。
ここはオープンのス
プリント戦には珍しく、“何が何でもハナへ”という馬が見当たらないメンバー構成。ならば、マイペースでの逃げが有望。再び高配当提供のシーンを期待しよう。