土曜中京6Rに出走予定のマイネルエンペラー(C)netkeiba.com
中山は雨の影響がなく、クッション値、含水率なども正月開催と大きく変わらない。芝は今開催からCコースに替わって内有利だったが、徐々に内外フラットになってきた。とはいえ、休みを挟んだ土曜、特に枠の影響を受けやすい1200mと1600mは内で運んだ馬に分があるだろう。血統的にはロベルト系、シルバーステート産駒、母の父ディープインパクトの評価を上げたい。
ダートは昨年よりも少し時計がかかっているイメージ。その分、展開次第では差しも決まる。正月開催はカレンブラックヒル産駒が絶好調だった。一方、ダ1200mではどういうわけかストームキャット系(ヘニーヒューズ、ドレフォン等)が不振だった。これが偶然なのかどうか、土曜のレースに注目したい。
中京は金曜夜からの雨の影響が大きく、レース中も降る時間がありそう。芝に関しては、既に傷んでいる内側の悪化がより進みそうだが、全馬がそこを避けると実質的な内ラチが外に移動するので、極端に外を回らされる差し馬は厳しくなる。このあたりはレースを見ながら臨機応変に対応して馬券を組み立てたい。
ダートは高速決着。1200mは逃げ馬と1枠が有利。一方、1800mは8枠が割引となる。
小倉も金曜夜からの雨で道悪スタート。芝は開幕週だが、そこそこ時計がかかるかも。脚質云々よりも個々の馬の道悪適性に注目したい。
ダートは時計が速くなることで、ロスなく運べる内枠が有利になる。1000mは逃げ馬が粘る。
【注目馬】
土曜中山1R・ペイシャキネマ…土曜の中山ダートで唯一のカレンブラックヒル産駒。初戦は芝で大敗だが、ダートで一変があるかも。
土曜中京6R・マイネルエンペラー…父ゴールドシップ×母の父ロージズインメイは道悪の鬼配合。芝のやや重〜不良では[6-4-3-15]の勝率21%、複勝率46%だから凄い。ここは少頭数ながら素質馬がそろったが、道悪適性で一枚上とみた。
土曜小倉3R・サルフトピッチ…テンのスピードが自慢の馬が、ダ1000mに初参戦。しかも最内枠で3kg減起用なら、迷わずハナ主張だろう。行き切れれば押し切れる。