紅梅Sで3着だったアルーリングビュー(牝3、栗東・吉村圭司厩舎)がクラシックを見据え、エルフィンS(3歳、リステッド、中京芝1600m)に参戦する。

　完成の早さで知られる“アルーリング一族”の出身だ。祖母アルーリングアクトは99年小倉3歳Sの覇者。近親にも05年の小倉2歳SとファンタジーSを制したアルーリングボイス、17年の福島2歳Sの覇者アンヴァルなど、クラシック前の短距離路線を沸かせた馬がズラリ。半姉アルーリングウェイは昨年のエルフィンSを制しているので、姉妹Vがかかる一戦ともなる。

　昨年12月の阪神新馬は1番人気に応えて完勝。前走の紅梅Sは3着だが、最内枠から終始馬場の悪い内を走らされたので、0秒1差なら合格点。いや、それどころか評価が上がる走りだったといえるだろう。もちろん、今回も内容は大事だが、時期を考えると勝っての賞金加算が至上命令。まずは姉に追い付いて、春の仁川に弾みをつけたい。