前走のこうやまき賞を鮮やかに差し切ったコレペティトール(ユーザー提供:タピオカさん)
兄に続け。目下2連勝中のコレペティトール(牡3、栗東・中竹和也厩舎)が共同通信杯(3歳、GIII、東京芝1800m)で重賞に初挑戦する。
冬に強い血統だ。半兄アメリカズカップは17年きさらぎ賞を6番人気で制覇。同じくキングオブドラゴンは10月から3月の間に全4勝を挙げており、先月の日経新春杯でも10番人気ながら2着に食い込んだ。また、半姉オメガインベガスは14年2月に船橋の報知グランプリCを制した実績あり。このように兄姉のビッグレースでの活躍は厳冬期に集中している。さらには父ジャスタウェイの産駒も、JRA重賞7勝のうち、実に6勝が11月から3月。やはり寒い時季は相性がいい。
コレペティトールは未勝利での勝ち上がりに加え、2勝目も裏開催・中京のこうやまき賞だったので、どこか地味なイメージ。ただ、前走で繰り出した決め手はオープンでも通用するものだ。京都記念に出走する兄キングオブドラゴンともども、週末は穴党を喜ばせてくれるかもしれない。