国内最後の騎乗となる福永は観客に手を振る(撮影・河野 光希)
来月の調教師転身を控え、19日が国内ラスト騎乗となった福永祐一が、18日に投稿されたJRAの公式YouTubeチャンネルで調教師としてのビ
ジョンなどを語っている。
調教師を意識し始めた時期について、「騎手を終えた後のキャリアの選択肢の一つとしては、ずいぶん前から持ってました。それはもう10年ぐらい前から、いずれはっていう思いで」と説明する46歳は、昨年1月に受験を決断して試験勉強始めたという。
周囲のサポートもあり勉強は「すごく楽しくできた」とし、「スタバで高校生と一緒に机並べて勉強してましたよ。意外に、はかどりました」と笑った。
騎手時代にできなかったことで3月以降にしてみたいことを問われると、「それはもう1つしかないです。土日に家族と遊びに行くってことです。運動会を見に行く」と即答。調教師として勝ちたいレースについては、「ないですね」とした上で、「その馬にとってベストなレースってそれぞれ違うと思うんで。だから自分がこのレースを勝ちたいって思いがあって、馬にそれを押し付けるってことはしないですね。その馬にとって一番輝ける舞台で輝かせられる調教師でありたいなと思うし、自分の
ホースマンシップとしてはそうなんで」と話した。