ドバイシーマCに出走予定のシャフリヤール(写真奥、撮影:井内利彰)
3月25日、メイダン競馬場で行われるドバイシーマクラシック(芝2410m)の招待を受諾したシャフリヤール(栗東・藤原英昭厩舎)。昨年のドバイシーマCからコンビを組み続けている、C.デムーロ騎手が騎乗する予定とのことで、連覇の期待がかかる一戦となる。
今朝1日はレースに向けた追い切り。朝一番のCWで岩田望来騎手が跨って、3勝クラスのダノンドリーマーを追走。向正面で3馬身ほどの差があったが、行きたがるようなところはなく、3コーナーに入る時には上手に手前を替えており、すごくリズムのある走りを見せていた。
4コーナーから最後の直線の入りもスムーズ。内から前に並びかけていき、軽く仕掛ける程度できっちりと並んで、ゴール前ではしっかりと追われて少し前に出ての先着フィニッシュ。派手さはないものの、最後の2Fで自身の踏んだラップは11.2秒、11.2秒。ちなみに2F22.4秒はこの日のベスト時計だった。
全体の時計は6F81.1-5F66.0-4F51.2-3F35.9-2F22.4-1F11.2秒。1週前追い切りは同じ相手と併せて、6F84.1秒で追走して遅れた。それを思うと、レースが近づいて、しっかりと調教の負荷を強めてきた形。馬もそれにきっちり対応しており、このままレースへ向かっていければ、といったところだろう。
(取材・文:井内利彰)