19日、水沢競馬場で不来方賞(こずかたしょう・3歳、ダート2000m、1着賞金600万円)が行われ、先手を取った菅原勲騎手騎乗の1番人気{horse=2004100514:セイントセーリング}(牡3、岩手・鈴木七郎厩舎)が、中団から追い上げた3番人気マツリダワルツを1.1/4馬身差抑えて優勝。阿久利黒賞、岩手ダービー ダイヤモンドCと合わせて岩手3冠を達成した。勝ちタイムは2分10秒6(稍重)。さらに3/4馬身差の3着には2番人気ボスアミーゴが入った。
勝ったセイントセーリングは、父キングヘイロー、母ブルーサファイア(父Damascus)という血統。昨年6月にデビューし、2歳時から重賞戦線で活躍。今年1月の金杯(水沢・ダート1600m)で重賞初制覇を飾った。その後も阿久利黒賞(水沢・ダート1600m)、岩手ダービー ダイヤモンドC(盛岡・ダート2000m)を連勝。ここ2戦は古馬を相手に2、4着と敗れていた。通算成績16戦7勝(うちJRA1戦0勝、重賞4勝)。
なお、このレースの1、2着馬には9月17日に盛岡競馬場で行われるダービーグランプリ(交流GI)の出走権が与えられる。