前走の迎春Sは悔しい4着だったリリーピュアハート(ユーザー提供:ワイズファームさん)
中山9Rの湾岸S(4歳上・3勝クラス・芝2200m)はリリーピュアハート(牝6、栗東・藤原英昭厩舎)が決める。
3歳春のオークスでは穴人気を集めたディープインパクト産駒。一時は低迷していたが、ここに来て復調している。前々走のオリオンSは直線でしっかり伸びて、2着から0秒1差の4着。
そして大いに悔やまれるのが前走だ。先団後ろの内で脚をためたが、3角で前が詰まって最後方に後退する致命的な不利。直線では大外から伸びたものの、0秒2差の4着まで盛り返すのが精いっぱいだった。競馬にタラレバは禁物。とはいえ、仮にスムーズなら勝ち負けになっていたのは確実で、現級で勝てる力は示した。
今回と前走と同じ中山芝2200mが舞台。やはり多頭数を捌けるかどうかがカギとなるが、そこは名手・戸崎圭太騎手に期待しよう。社台レースホース所属の牝馬とあって、今月末が引退期限。この一戦がラストランとなる可能性が高いだけに、何としても勝利で締めくくりたい。