昨年のエリザベス女王杯を制したジェラルディーナ(ユーザー提供:おうどんさん)
61年ぶりの牝馬ワンツースリーなるか。大阪杯(4歳上・GI・芝2000m)にはジェラルディーナ(牝5、栗東・斉藤崇史厩舎)、スターズオンアース(牝4、美浦・高柳瑞樹厩舎)、マリアエレーナ(牝5、栗東・吉田直弘厩舎)と、現役屈指の強豪牝馬が3頭もエントリーしてきた。
現役最強牝馬を決める一戦だ。ジェラルディーナは昨年のエリザベス女王杯の覇者。有馬記念でも3着に健闘し、最優秀4歳以上牝馬に選ばれた。一方のスターズオンアースは昨年の桜花賞とオークスを制した最優秀3歳牝馬。骨折明けの秋華賞は出遅れが堪えて3着に終わったが、年長馬との初対決で完全復活を示したいところだ。
もう1頭のマリアエレーナもGI勝ちこそないが、昨夏の小倉記念でジェラルディーナを圧倒した実力馬。並み居る牡馬を相手にしても、何ら引けを取ることはない。
GI昇格以前も含め、牝馬は大阪杯で9勝を挙げている。しかし、ワンツーとなれば58年(1着カツラホマレ、2着リユウホウ)、62年(1着スギヒメ、2着トキノキロク)、98年(1着エアグルーヴ、2着メジロドーベル)、20年(1着ラッキーライラック、2着クロノジェネシス)の4回のみ。
ワンツースリーとなれば、62年の1回しかない。ワンツーはもちろん、61年ぶりのワンツースリーまであるかも。いずれにしても、牝馬から目が離せない一戦となることは間違いない。