3場ともに金曜正午の時点では芝ダートともに良だが、中山と阪神は雨の影響を強く受ける。一方、福島はそこまで強く降らない予報。馬場状態が変わっても稍重程度か。

　中山の芝は外伸び傾向が強くなっている。雨の影響がカギだが、中団あたりから長く脚を使える馬に分がありそう。脚質を問わず、道悪巧者に要注意。ダートの下級条件は前に行った馬が止まらない。ただ、上のクラスになればペース次第で差し馬にも出番がある。

　阪神芝は先週まで「内回りが圧倒的に内＆前有利、外回りもある程度の位置で運んだ方がベター」という状況だった。雨の影響には注意を払いつつ、この傾向を軸に組み立てたい。

　福島芝は開幕週の先週こそ先行馬の活躍が目立ったが、すぐに傾向が変わるコース。馬場のいい前半戦は内ベターかもしれないが、決め付けない方がいいだろう。ダートは勝負所では前に取り付きたい。

【注目馬】
中山8R・ジャガード…近走着順は地味だが、前走ではメンバー中最速タイの上がり3F36秒3をマークして0秒5差の8着。今回人気の2着イズンシーラブリーとは僅かに0秒4差だった。復調気配を示して叩き3戦目の今回、道悪も得意なのでヒモには加えたい。

中山10R・オンザライン…現級のダートでは、良だと【0・1・0・4】と苦戦傾向だが、稍重〜不良では【0・3・1・1】と安定感がある。前走が5番人気での2着とあって今回も印は薄めだが、道悪なら連続好走が期待できる。

阪神9R・ヤマニンアンフィル…不良の前走が2着に3馬身半差の大楽勝。相当な道悪巧者の可能性が高く、昇級戦でもアタマから買いたい。