マイラーズCに出走するガイアフォース(22年7月撮影、(c)netkeiba.com)
4月23日(日)に京都競馬場で行われるマイラーズC(4歳上・GII・芝1600m)。安田記念への
ステップレースとなる一戦に、芦色の
キタサンブラック産駒
ガイアフォース(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)が西村淳也騎手とのコンビで出走する。
ガイアフォースは父
キタサンブラック、母ナターレ、母の父クロフネという血統。母の
ナターレは戸塚記念など地方重賞5勝を挙げており、叔母の
ルイドフィーネは20年に川崎のロジータ記念を制している。
21年9月に小倉競馬場の2歳新馬戦でデビュー。初陣で日本ダービー馬
ドウデュースのクビ差2着に好走すると、続く翌年3月に阪神競馬場で行われた3歳未勝利戦で初勝利を挙げた。22年7月の国東特別では2番手追走から、直線で後続を突き放して7馬身差の圧勝。
勢いそのままに挑んだセントライト記念では、6番手から大外をまくるように進出し、直線で後の菊花賞馬
アスクビクターモアとの叩き合いを制して重賞初制覇を飾った。通算成績は7戦3勝。
菊花賞では1番人気の支持を集めたが8着。騎乗した松山騎手も「折り合いはついていたが、距離もあるかも」とコメントしていたように、敗因には距離適性の差もあったようだ。
イクイノックスや
ソールオリエンスの活躍で注目度が急上昇中の
キタサンブラック産駒。まずはマイラーズカップで距離適性を示し、大舞台に弾みを付けたい。