現地時間15日、米・ベルモントパーク競馬場で行われたフューチュリティS(2歳、米G2・ダート7f、6頭立て)は、E.コア騎手騎乗の3番人気テイルオブエカティ Tale of Ekati(牡2、米・B.タッグ厩舎)が、中団追走から直線で最内を突き、1番人気コディアックカウボーイ Kodiak Kowboyに1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分22秒33(良)。
勝ったテイルオブエカティは、父Tale of the Cat、母が日本産馬で愛国未勝利のSilence Beauty(その父サンデーサイレンス)という血統の米国産馬。祖母がメイプルジンスキー(アラバマSなど米G1・2勝)、伯母にSky Beauty(CCAオークスなど米G1・9勝)という名牝系の出身。
7月7日のデビュー戦(ベルモントパーク・ダート5.5f)で2着に8.1/4馬身差をつけ圧勝し、前走のサンフォードS(米G2)では2着に入っていた。通算成績3戦2勝(重賞1勝)。
サンデーサイレンスの血を持つ2歳馬は、フランスでディヴァインライト(その父サンデーサイレンス)産駒のナタゴラ Natagora(牝2、仏・P.バリー厩舎)がロベールパパン賞(仏G2)、ボワ賞(仏G3)を制したほか、母の父にサンデーサイレンスを持つヤングプリテンダー Young Pretender(牡2、英・J.ゴスデン厩舎、父Oasis Dream)が9日に行われたラロシェット賞(仏G3)を制すなど、欧米で活躍馬が続出している。