【POG】良血ブルボンクイーンに角田師が好感触(栗東発)

2023年05月06日 11:56

タマモブラックタイ(右)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 今回は角田厩舎ゆかりの血統馬2頭を紹介したい。ブルボンクイーン(牝、父キズナ、母セレブラール)は厩舎の先輩で重賞5勝のベルカント、重賞2勝のイベリスの半妹。師は「ゲート試験を合格したあとは放牧へ。この血統の馬にしては割とおとなしい印象で、操縦性が高そう」と好感触。「きょうだいの特徴や得意な距離がそれぞれの馬で違う印象。今の雰囲気なら1600mまではこなしてほしい」と来春の桜花賞出走へ向けて期待を膨らませた。デビュー時期は今後の成長具合を見ながらになりそう。

 タマモジャケット(牡、父マクフィ、母タマモイヤリング)は、NHKマイルCに出走するタマモブラックタイの半弟。師は「馬体は兄よりもひと回り小さいつくり。まだ牧場にいるので、デビューはもう少し先になりそうだけど、楽しみな馬だよ」と今後の成長に期待した。

 ちなみにタマモブラックタイについては「(初めてマイル戦に出走した)新潟2歳Sは切れ負けをしたけど、そこからだいぶ力をつけているからね。できれば馬場は渋ってほしいけど、前走のような立ち回りができれば1600mでもいい走りができると思う」と1200m→1400m→1600mの3連勝でのG1奪取を期待した。

 清水久厩舎のジュントネフ(牡、父モーリスホットチャチャ)も着々と調子を上げている。半兄は菊花賞を含む4つの重賞で2着があり、最強の1勝馬と言われたエタリオウ。3日の栗東坂路では4F52秒8-12秒4をマークした。「いい馬ですね。3日の動きも良かったですし、血統的にも楽しみです」と富松助手の感触は上々だ。

 前回に紹介した茶木厩舎3頭のデビュー予定が決まった。カントゥータ(牝、父リアルスティール、母レディシャツィ)は6月3日の阪神芝1600m。グレイトフルペイン(牝、父ダイワメジャー、母タピルージュ)は武豊Jで6月11日の函館芝1200m。ハヤブサアポチャン(牝、父アポロソニック、母アポロノカンザシ)は6月17日の函館ダート1000mを吉田隼Jで予定している。(馬三郎栗東支局・塩手)

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