【安田記念】ガイアフォース 母・クリスマスローズから受け継ぐマイル向きのスピード

2023年05月30日 06:00

ガイアフォースの血統表

 「安田記念・G1」(6月4日、東京)

 栗東トレセンの角馬場にいた“真っ白なキタサンブラック産駒”を発見したのは2年前の夏。興味を持って、スタッフに聞くと「モノが違う」と高評価。それゆえ、スター性あふれるガイアフォースのことはデビュー時からずっと見てきた。

 小倉の新馬戦。単勝馬券をビシッと買ったが、結果は首差の2着…。それでも、勝ち馬はのちのダービー馬ドウデュースであり、3馬身差の3着はラジオNIKKEI賞の覇者フェーングロッテン。奥手に思える血統背景からすれば、まだまだG1馬となり得るチャンスはあるだろう。

 パワーの源は3代母クリスマスローズ。この馬自身も6戦3勝と活躍したが、ひとつ上の全姉エリザベスローズ(93年セントウルSの勝ち馬)が母として大活躍。サンデーサイレンスとの間にフサイチゼノンリミットレスビッドといった重賞ウイナーが誕生し、アグネスゴールドはのちに種牡馬としてブラジルで大ブレークした。

 代を経て、ガイアフォースもSS3×4クロスで牝系が活性化。ダイナミックなフォームは母の父クロフネから来るものだろうが、母系の根底にあるスピードを思えば、前走で披露したマイル適性にもうなずける。楽しみなG1チャレンジだ。(デイリースポーツ・松浦孝司)

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