8、9日の福島、中京、函館を舞台に2歳新馬戦が計9レース行われ、日曜函館5Rでは評判馬の
レガレイラが単勝1・4倍の圧倒的な1番人気に応えてV。ラスト1Fからの伸び脚、フットワークに大物の相が見て取れた。なお同レースで初陣を迎えた白毛で
ソダシの弟
カルパは前と離された3着だった。また、好カードとなった日曜中京5Rは
ミカエルパシャが悠々と逃げ切った。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
レガレイラ(牝、父
スワーヴリチャード、美浦・木村)
日曜函館5R・芝1800m、ルメール「真面目に走ってくれました。最後はいい瞬発力を使ってくれました。能力は高そうです。ゲートの中でちょっとナーバスになりましたが、途中から冷静になってくれました。距離も良かったです」(レース評価A、将来性★★★★★)
ミカエルパシャ(牡、父
エピファネイア、栗東・橋口)
日曜中京5R・芝2000m、松山「
スピードの違いでハナへ押し出されて行く形になりましたが、脚がたまって追ってからの反応も良く、しまいはしっかりと伸びて強い競馬でした。素直でいい馬ですし、まだこれから良くなってくると思います」(A、★★★★)
エコロヴァルツ(牡、父ブラックタイド、栗東・牧浦)
土曜福島5R・芝1800m、M・デムーロ「ケイコでも動いていましたからね。物見だけを気をつけていましたが、前をいつでもかわせるだけの手応え。まだ余裕もありましたし、強い競馬だったと思います」(B、★★★★)
ドナベティ(牝、父
リアルスティール、栗東・矢作)
土曜函館5R・芝1200m、武豊「イレ込みがきついけど、
スピードはあるね。能力が高そうな感じがする」(B、★★★)
ヘルモーズ(牡、父
モーリス、栗東・小林)
日曜福島5R・芝2000m、団野「ゲートに不安があると聞いていましたが、いいスタートを切ってポジションを取れました。直線ではフワフワしてハミを取り切らなかったものの、しっかりと勝ち切りました。このまま順調に行けばいいですね」(C、★★★)
ジューンテイク(牡、父
キズナ、栗東・武英)
土曜中京5R・芝1400m、岩田望「スタートを五分に出て、二の脚もしっかりつきました。パドックでは集中力を欠いていてどうかと思いましたが、またがってからの方が落ち着いていましたね。馬の後ろに入りたそうだったので、併走にならないように運んで、直線もステッキを入れずにハンドライドで。いい内容だったと思います」(C、★★★)
ラストクリスマス(牝、父
リオンディーズ、栗東・西園正)
土曜福島6R・芝1200m(牝馬限定)、石橋脩「道中は促しながらもついて行けました。返し馬ではこれからの馬との感じを受けましたが、直線で競り勝てたあたりは能力の高さだと思います。背中が良く距離も持ちそうなので、今後は気持ちが安定してくれればいいですね」(C、★★★)
ショウナンマヌエラ(牝、父
ジャスタウェイ、栗東・高野)
日曜中京6R・芝1600m(牝馬限定)、西村淳「あれだけいいスタートを切れたのでハナに行き、道中は
リラックスして走れました。右手前が大好きな馬なので、コーナーでも右手前に。でも、新馬としてはすごく真面目に走れましたし、今後成長してくれると思います」(C、★★★)
ニシノオウジョ(牝、父
リーチザクラウン、美浦・尾形)
日曜福島6R・芝1200m、石川「調教に乗せてもらい、いかにも福島の新馬向きと感じていたし、千二も合うと思っていたので、先行力を生かしたかった。枠も良く、イメージ通りの競馬ができましたね。人気馬がバカついた感じになって救われた面はありますが、この馬自身はしっかり走ってくれました。勝ち切ってくれて良かったです」(C、★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)