今週末は函館で計10鞍騎乗の武豊騎手(撮影:山中博喜)
今週の武豊騎手は土日ともに函館で、土曜5鞍、日曜5鞍の計10鞍に騎乗する。両日とも重賞が組まれており、最終週となる当地を自らの手綱さばきでさらに盛り上げる。
土曜11Rの函館2歳S(2歳・GIII・芝1200m)では
アガシ(牡2、栗東・庄野靖志厩舎)とコンビを組む。前走では今回と同舞台の未勝利を快勝。まだまだ気性の幼い面が目立つが、それだけに伸びシロはたっぷり。自身26年ぶり2回目の函館2歳S制覇、そしてコンビを組んだ
エピファネイア産駒では初のJRA重賞制覇がかかる。
そして日曜11Rの函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)には
ドーブネ(牡4、栗東・武幸四郎厩舎)で参戦する。21年の千葉サラブレッドセールで藤田晋氏に4億7010万円(税抜)の超高額で落札され、大きな話題となったディープインパクト産駒。オープンでは惜敗が続くが、3走前の中山記念で3着に食い込むなど、重賞でも通用する実力の持ち主。その手腕で初タイトルに導き、函館のフィナーレを飾りたい。