7月25日(火)、26日(水)に北海道・新ひだか町の北海道市場で開催されるセレクションセール。過去の取引馬には、ダートGI/JpnI・10勝を挙げたホッコータルマエ、今年の大阪杯を制したジャックドールなどがおり、セレクトセールに次ぐ注目度を誇る。
本稿では25日(火)・1日目上場馬の中から、注目の4頭を紹介する。
■上場番号5:ファビラスタイムの2022(牡)
父パイロ、母ファビラスタイム、母の父シンボリクリスエスという血統。誕生日は2022年4月24日で、生産牧場は(有)桜井牧場、飼養者は(有)パイオニアファーム。
祖母は秋華賞馬ファビラスラフインで、伯父に阪神大賞典を制したギュスターヴクライがいる。全兄ランリョウオーは19年の当セールにて756万円で落札。南関東の中距離路線をけん引し、22年には大井記念、東京記念と春秋のビッグレースを制した。
■上場番号57:テイエムプリキュアの2022(牝)
父イスラボニータ、母テイエムプリキュア、母の父パラダイスクリークという血統。誕生日は2022年5月1日で、生産牧場は(有)タニグチ牧場、飼養者は(有)ヤマダステーブル。
母は3連勝で阪神JFを制してGIタイトルを獲得。古馬になってからも日経新春杯やエリザベス女王杯を人気薄で好走し、波乱の立役者となった。近親には障害重賞で活躍したテイエムハリアー、新潟大賞典を制したトーセンスーリヤなどがいる。
■上場番号70:イシスの2022(牡)
父ノーブルミッション、母イシス、母の父キングヘイローという血統。誕生日は2022年2月15日で、生産者・飼養者はともに(有)グランデファーム。
父は史上最強馬との呼び声高いFrankelの全弟。自身もG1・3勝を挙げ、14年には欧州の最優秀古馬に選出された。21年より日本で供用中で、現1歳が国内での初年度産駒。昨年の札幌2歳S覇者で、今年のオークスで3着に入ったドゥーラが本馬の半姉にあたる。
■上場番号90:リヴィングビーイングの2022(牝)
父オルフェーヴル、母リヴィングビーイング、母の父Mediceanという血統。誕生日は2022年4月22日で、生産者・飼養者はともに(有)谷川牧場。
祖母のMare Nostrumは01年に仏G3ヴァントー賞を制し、同年のサンタラリ賞やヴェルメイユ賞など仏G1でも入着。本馬の伯父イラプトは15年に仏G1パリ大賞、16年に加G1カナディアンインターナショナルSを制し、同年にはジャパンCにも出走した経験を持つ。