【POG】イクイノックスの妹ガルサブランカが来週の新潟でデビュー(美浦発)

2023年08月05日 11:49

ガルサブランカの兄イクイノックス(宝塚記念優勝時)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 もうこの気候については触れる必要ないですね。もうね、とにかく皆さん頑張りましょう。水分と塩分の補給をしっかりとして、体調だけは崩さないようにお過ごしください。

 さて、先週と今週は変則2場開催。どうしても関西馬が優勢になってしまう2週間ですが、新潟で行われた重賞(アイビスSD、新潟ジャンプS)はともに関東馬が勝利。新馬戦も4鞍中2勝と、決して悪くない結果だったのかと思います。

 注目はやはりカンティアーモ(牝、木村、父エピファネイア、母リビアーモ)でしょうか。道中は掛かり気味の追走で、直線では2着だったミッキースターダムにいったんかわされる場面もありましたが、そこから二枚腰で差し返しての勝利。見事な根性を見せてくれましたね。道中の折り合いにまだ成長の余地を残しているようですが、身体能力の高さは間違いなさそう。木村師は「まだまだ課題は多い。これからですよ」と厳しめのコメントをしていましたが、裏を返せば期待が大きいからこその言葉。また木村厩舎から楽しみな牝馬が一頭現れました。次走は未定です。

 芝1400mの新馬戦を勝ったのはロアノークテソーロ(牝、牧、父ナサニエル、母ライトファンタスティック)。ナサニエル産駒で千四という距離がどうかと思っていましたが、お見事でしたね。淡々とペースを刻めそうなタイプで、もう少し距離の融通も利きそう。次走は新潟2歳S(27日・新潟、芝1600m)を予定しているようです。こちらも楽しみですね。

 さて、来週はイクイノックスの半妹ガルサブランカ(木村、父キズナ、母シャトーブランシュ)が土曜の新潟芝1600mでデビュー予定。攻め馬での動きは着実に良くなっていますし、まずはどんな走りをしてくれるか楽しみです。鞍上はルメール。

 翌日の日曜・芝1800mの新馬戦にはアラタを兄に持つスプレッドシャイン(牝、田中博、父ブリックスアンドモルタル、母サンシャイン)が出走予定。410キロほどと大きくはないですが、小気味良く走れていますし、軽い新潟の芝も合っていそう。戸崎圭騎手で予定しています。

 同じレースに出走するビートメイカー(牝、大竹、父スワーヴリチャード、母トップライナーII)も調教でいい動きを見せている一頭。何と言っても父は新種牡馬ながら既に6頭が勝ち上っているスワーヴリチャードブリックスアンドモルタルとの新種牡馬対決にも注目したいですね。

 最後に7月22日の福島で未勝利を勝ち上がったオンザヴィーナス(牝、大和田、父ミッキーアイル、母シアン)はカンナS(9月23日・中山、芝1200m)を予定しています。(馬サブロー美浦支局・木村)

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