ウインRC

【札幌記念】G1馬ウインマリリンも逆転可能 香港ヴァーズ制した底力で2強に食らいつく

2023年08月16日 06:00

 昨年3着のウインマリリンが北の大地でタイトル奪取を狙う

 「札幌記念・G2」(20日、札幌)

 豪華メンバーがそろった“スーパーG2”。ジャックドールシャフリヤールの参戦に注目が集まるが、昨年暮れの香港ヴァーズを制したウインマリリンもG1タイトルを持つ実力馬だ。昨年は1着ジャックドール、2着パンサラッサに次ぐ3着と舞台は望むところ。1年ぶりにコンビを組む松岡とともに北都の頂点を目指す。

 鮮やかな栗毛、長手のゆったりとした馬体が、丸1年ぶりとなる札幌競馬場を軽やかに闊歩(かっぽ)する。昨年、札幌記念3着をステップにエリザベス女王杯で2着に入り、年末の香港ヴァーズを制したウインマリリンが、G1馬として堂々と北都に凱旋した。

 3月のドバイシーマクラシック6着後は、放牧でリフレッシュ。英気を養い、7月下旬に札幌入りした。1週前は松岡を背に芝コースで併せ馬。追走して半馬身遅れたものの、5F61秒6-35秒2-11秒7とタイムは文句なし。「あのひと追いで刺激が入ったんじゃないかな。週末に(4F)55〜56秒ぐらいのところをやったが、しまいの動きは札幌入りしてから一番良かった」と矢嶋技術調教師。日を追うごとにコンディションは上向きだ。

 昨年は死闘を演じたジャックドールVSパンサラッサの後塵を拝して3着に敗れたが、1番人気ソダシ(5着)を振り切り、牝馬では最先着を果たした。また、前走のドバイシーマクラシックは6着ながらも、5着シャフリヤールからは1馬身半差。決して逆転が不可能な数字ではない。

 今夏も北の大地から好発進といきたい。「こっちの食事がおいしいらしく、よく食べていますよ。一度使えばさらに上がってきそうな雰囲気だけど、この馬らしい、リズミカルな弾力のある歩きはできつつある」と矢嶋師。6歳でも馬は若々しい。世界を制したマリリンが、北都のファンを魅了する。

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