3頭併せで負荷をかけられたビッグドリーム(手前)=撮影・石湯恒介
「小倉2歳S・G3」(9月3日、小倉)
2連勝でタイトル奪取を狙う
ビッグドリームが30日、まだ薄暗い朝一番の栗東CWで存在感を放った。幸を背に、デビュー前の2歳馬と3頭併せ。全身を大きく使う雄大なフットワークで脚を伸ばし、
マイネルティグレには半馬身遅れたものの、
ドレシャスには半馬身先着した。刻んだ時計は6F83秒6-38秒2-11秒9。西園正師は「体もちょうど良く、いい状態で臨めそう」と合格点を与える。
初戦は楽な手応えで直線抜け出し、後続を6馬身突き放す圧勝劇。「能力の違いを見せつけてくれた」と指揮官も納得顔。既にオープン3勝を挙げている全兄
ビッグシーザーの背中も知る幸は、「思い通りの追い切りができたし、先週より動きもいい。同時期の兄に比べ、緩さが少なくしっかりしている。ここが試金石の一戦」と力を込めた。底知れぬ
パワーを秘めた素質馬が、兄よりひと足先に重賞初制覇といく。