若さを見せながら新馬勝ちしたウールデュボヌール(ユーザー提供:Vanguardさん)
札幌11Rの札幌2歳ステークス(2歳・GIII・芝1800m)はウールデュボヌール(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)を狙う。
札幌芝2000mのデビュー戦では押し出されるようにハナに立ったが、集中力を欠いて全く進んでいかず。向正面で他馬に前に出てもらったことで、ようやく冷静に走れるようになった。そして直線、勢いでは外のウインマクシマムが上だったが、並ばれて渋太さを発揮。最後は頭差競り勝ってのデビュー勝ちとなった。全体的に幼さが目立つレースぶりだったことは確か。ただ、逆に言えば伸び代がたくさんあるともいえる。
今回はそれなりに行きたい馬が揃ったので、前に馬を置いて競馬ができるはず。そして最終週の荒れ馬場も大歓迎。父は道悪巧者を多数輩出しているキタサンブラック、母の父は先週の札幌芝で産駒が大活躍したハービンジャーだから、時計はかかればかかるほどいいだろう。決め手自慢のライバルを横目に、渋太く脚を使って上位に食い込んでほしい。