◆第41回ローズS・G2(9月17日、阪神競馬場・芝1800メートル)
1勝、2勝クラスを連勝中の
コンクシェルが、重賞初制覇を狙っている。清水久調教師は「今年は(秋華賞の)ボーダーが高いので」と
トライアル参戦を決断。2走続けて5馬身差の圧勝で「3走前はブリンカーを外したら、行きっぷりが悪かった。2走前からゲート裏で着けるようになって、前向きさが出ました」と明かした。
7日の1週前追い切りは清水久師自ら手綱を執り、「好調キープ。精神面での成長が大きいですね。今ならワンターンでも集中できると思います」とコース替わりは意に介さない。ここ2戦は
スピードの違いで逃げているが、「もともと差す競馬もしていますからね」とハナにこだわるつもりもない。
僚馬
コナコーストは秋華賞直行を表明しており、「どっちが強い? 一緒に走ってみなければ分かりません。2頭で行きたいですね」と桜花賞2着馬にひけをとらない評価だ。鞍上のモレイラは16年WASJで同厩舎の
マジックシャトル騎乗が決まっていたが発走除外。今回は「たまたま空いていた」と厩舎として初めて正式に依頼しており、勝負気配が漂う。(玉木 宏征)