◆英セントレジャー・G1(9月16日、ドン
カスター競馬場・芝2900メートル=9頭立て)
ディープインパクトに続き、ハーツクライの産駒も欧州で輝きを放っているー。
英国クラシックの3冠最終戦、セントレジャー・G1(ドン
カスター競馬場・芝2900メートル)が現地時間16日に行われ、ライアン・ムーア騎手が騎乗した
コンティニュアス(牡3歳、アイルランド=エイダン・オブライエン厩舎)がG1初制覇を飾った。勝ち時計は3分6秒95(重)。
ハーツクライ産駒は日本産種牡馬の快挙を成し遂げるとともにイギリス国王の夢も打ち砕いた。スタンドで観戦したチャールズ3世所有のデザートヒーロー(牡3歳、英国=W・ハガス厩舎)を3着に退け、2着の
アレスト(牡3歳、英国=J&T・ゴスデン厩舎)に2馬身3/4差をつける快勝劇。日本産種牡馬としては、英2000ギニー(
2018年)を勝ったディープインパクト産駒の
サクソンウォリアー、英ダービー(2023年)を制した
オーギュストロダンに続き、産駒が英クラシック3冠をコンプリートする偉業を成し遂げた。
この勝利で
コンティニュアスは通算7戦4勝。G1初参戦のフランスダービーでは6着に敗れたが、前走の英国G2戦を勝った勢いそのままにGIタイトルを手にした。今後については、レース後に速報をアップした英競馬専門
メディア「レーシングポスト」が、凱旋門賞・仏G1(10月1日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)参戦の可能性を取り上げていた。