10日、福島競馬場で行われた福島記念(3歳上、GIII・芝2000m)は、中舘英二騎手騎乗の5番人気{horse=2004104875:アルコセニョーラ}(牝3、美浦・畠山重則厩舎)が、後方追走から直線に入ると力強い伸び脚を見せ、16頭立ての最低人気ナリタプレリュードに1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分00秒6(良)。さらにクビ差の3着に9番人気ヤマニンメルベイユが入っている。1番人気のサンバレンティンは、スタートで出負けして終始流れに乗れず8着に敗れている。
勝ったアルコセニョーラは、父ステイゴールド、母はJRA3勝のサイレーン(その父モガンボ)という血統。06年8月にデビューし、3戦目で初勝利。その後、今年3月のフラワーC(GIII)では15番人気ながら4着に好走。春のクラシックには出走できなかったが、7月の織姫賞(500万下、福島・芝1800m)で古馬相手に2勝目を挙げるなど夏の間に力をつけ、紫苑S(OP、中山・芝2000m)で3勝目をマーク。前走の秋華賞(GI)は11着だった。通算成績17戦4勝(重賞1勝)。
鞍上の中舘英二騎手はアストンマーチャンで制したスプリンターズS(GI)に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算24勝目。管理する畠山重則調教師はマイヨジョンヌで制した97年新潟大賞典(GIII)以来のJRA重賞制覇で、通算13勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。