今週から秋の東京、京都開催がスタート。2歳オープンクラスのレースも一気に増えて、クラシックロードが本格化する。レース翌週更新の『2歳戦独断評価』で馬サブロースタッフが将来性満点=★5と"独断"した馬を、このタイミングで復習。いずれも10、11月の東京開催で2戦目を予定しており、
シュトラウスと
ボンドガールは今週土曜のサウジアラビアRCで激突する。
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シュトラウス(牡、父
モーリス、母ブルーメンブラット 美浦・武井)
6月3日・東京芝1600m(不良)=1分36秒9-3F34秒5
レーン「新馬でまだこれからの馬ですが、ポテンシャルは高いですね。いいスタートを切って、折り合うまで時間がかかりましたが、後半はリズム良く運べました。余裕を持って勝てましたし、いい経験になったと思います。これから
ステップアップできる馬ですよ」
☆戦評=スタート後300mあたりから力んだが、ハナに立つとリズムが整い、ほぼ馬なりで9馬身差の"圧逃"。本質的には差しに回っても何ら問題なく、道中の我慢が2戦目の注目点。
☆次走予定=サウジアラビアRC(10月7日・東京、芝1600m)
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ボンドガール(牝、父ダイワメジャー、母コーステッド 美浦・手塚)
6月4日・東京芝1600m(稍重)=1分34秒6-3F33秒0
レーン「新馬とは思えないぐらい行儀がいいですね。落ち着きがありましたし、リズム良く走ってくれました。直線は進路があくまで時間がかかりましたが、あいてからの伸びは良かったです。ポテンシャルは高いですし、これからが楽しみです」
☆戦評=2〜6着馬がその後に勝ち上がった超ハイレベル戦。マイペースで逃げたラ
イバルを圧巻の末脚でとらえた。2着
チェルヴィニアも将来性★5相当。3着
コラソンビート、6着
キャットファイトは既に2勝目を挙げている。
☆次走予定=サウジアラビアRC(10月7日・東京、芝1600m)
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レガレイラ(牝、父
スワーヴリチャード、母ロカ 美浦・木村)
7月9日・函館芝1800m(良)=1分49秒8-3F34秒3
ルメール「真面目に走ってくれました。最後はいい瞬発力を使ってくれました。能力は高そうです。ゲートの中でちょっとナーバスになりましたが、途中から冷静になってくれました。距離も良かったです」
☆戦評=単勝1・4倍の圧倒的な1番人気に応えてV。ラスト1Fからの伸び脚、フットワークに大物の相が見て取れた。近親にディープインパクト。オークス候補だ。
☆次走予定=アイビーS(10月21日・東京、芝1800m)
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ショーマンフリート(牡、父
スワーヴリチャード、母スカイフ 美浦・手塚)
9月18日・中山芝1600m(良)=1分35秒1-3F34秒2
モレイラ「初めての競馬でしたが、いいセンスを見せてくれました。いいスタートを切れましたし、リズム良く走れて仕掛けてからの反応も良かったです。これからが楽しみです」
☆戦評=単勝1・5倍の圧倒的な支持に応えて快勝。全くブレのないフットワーク、ゴール前の推進力に一流馬の資質が感じられた。マイル〜2000mでかなりの出世が見込めそうだ。
☆次走予定=東スポ杯2歳S(11月18日・東京、芝1800m)
(馬サブロースタッフによる評価 将来性は★5が最高)