24日(土)に東京競馬場で行われるジャパンCダート(GI)に出走を予定している外国馬の調教状況及び関係者のコメントが22日、JRAより発表された。
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キャンディデート(牡5、英)
【調教状況】
東京競馬場 天候:晴 馬場状態:良
ライアン・ムーア騎手騎乗
馬場入り 7:54
馬場退場 8:10
ダク1/2周-軽いキャンター3/4周-強めのキャンター1周-ダク1/4周
※ダートコース
【関係者の話】
(クライヴ・ブリテン調教師)
「昨年は馬のデキが100%満足いくものではなかったので、海外遠征をしなかった。ドバイのダートでは良い成績が残せているので、今回も期待したい。今日の追い切りは
リラックスしていたし、動きも良かったと思う。今日の馬場状態にも満足している。スタッフの2人が馬の面倒を良く見てくれていることもあって、馬の調子がとても良く感謝している」
(ライアン・ムーア騎手)
「今朝の調子はとても良い状態である。昨日の調教も良く動いていた。冬にドバイで走った時と同様のデキにあると思う。レース展開はどうなるかわからないが、うまくスタートを切り、ある程度のペースでいければ、良いレースができるのではないか。日本のダートは英国よりも硬く、時計も速いだろう。2枠3番という枠順については、もう少し外の枠でも良かったと思うが、外枠過ぎても良くないので、これで良い。日本のレースはまだあまりチェックしていないので、日本馬は
ヴァーミリアンくらいしか知らない。日本競馬のレベルはトップクラスだと思っているが、万全の状態に仕上げることができればいい勝負になると思う」
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ジャックサリヴァン(セン6、英)
【調教状況】
東京競馬場 天候:晴 馬場状態:良
エドワード・アハーン騎手騎乗
馬場入り 7:52
馬場退場 8:09
常歩1/4周-軽めのキャンター1/2周-徐々に強めのキャンター3/4周
※芝コース
【関係者の話】
(
アンドリュー・モリス調教助手)
「輸送も問題なく、新しい環境にも慣れているので、馬は極めていい状態だ。110%の状態にあると期待している。東京競馬場は、とても素晴らしい競馬場だと思う。ダートは深いという印象があるが、それほど心配していない。日本馬も強いと思うが、調教もうまくいっているので、良い走りを見せてくれると思う」
(
エドワード・アハーン騎手)
「ほとんどの日本の馬は知らないので、ラ
イバルはアメリカの馬だと認識している。日本競馬の印象は、
スピード競馬でレースの展開が速いと聞いているので、タフなレースになると思う。これまでよりも強いメンバーとの対戦となりますが、普段より深い印象のあるダートコースでどれだけやれるか楽しみです」
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スチューデントカウンシル(牡5、米)
【調教状況】
東京競馬場 天候:晴 馬場状態:良
ジェサス・
マルケス調教助手騎乗
馬場入り 7:54
馬場退場 8:15
ダク1/2周-軽めのキャンター1/2周-直線やや強めのキャンター
※芝コース
【関係者の話】
(ウラジミール・セレン調教師)
「パシフィッククラシックSのあともう一度ダートを走らせてみたかったので、ブ
リーダーズCも考えたが、日本のダートが適していると考えて参戦を決めた。ダートの質やスタートしてからの約300メートルが直線になっているコース形態もこの馬に合っている。来日前は、長時間のフライトでの馬体減を心配したが、馬の状態がすごく良く、日本が好きな様子で馬の状態は100%以上だ。今日の調教では、多くの人を気にしていたが、いつもより落ち着きがあって、非常に良い内容だった。日本馬では、前走も強い勝ち方をしている3歳馬の
ドラゴンファイヤーが気になっている。東京競馬場については、こんなに素晴らしい状態の競馬場は見たことがないので、驚いている」
(
リチャード・ミグ
リオーレ騎手)
「この馬は、非常に高い評価を受けていて、実際にもいいレースをしてくれると思う。精神的にも落ち着いている馬なので、長距離輸送も問題なかった。レースでの脚質についても、馬に任せていることが多いし、日本のレース展開を熟知しているわけではないので、彼にとって気分よくレースをさせてあげることが一番大切だと思っている。2枠という枠順についても、前方馬群からあまり遅れなければ問題ないと思うし、この馬の能力を信頼しているので、全く心配していない。東京競馬場は、非常に素晴らしい競馬場で、1981年の第1回
ジャパンCに参戦した時に比べ、自分自身も成長したので、落ち着いて乗れるのではないかと思う。このようなビッグレースに参加できて嬉しく思っている」