2馬身半差で快勝したジオセントリック(カメラ・高橋 由二)
10月29日の東京5R・2歳新馬戦(芝2000メートル=11頭立て)は、良血馬の
ジオセントリック(牡、美浦・手塚貴久厩舎、父
ハービンジャー)が、1番人気に応えてデビュー戦を白星で飾った。叔母に19年の年度代表馬で、同年の有馬記念やコックスプレート・豪G1などを制した
リスグラシューがいる血統。勝ち時計は2分2秒3(良)。
外の10番枠から行き脚がついて、好位2番手へ。逃げた
アストロラヴをマークする形で運び、直線の入り口で先頭へ並びかけると、徐々に加速した。最後もしっかりと脚を使い、2着の
ショウナンガチに2馬身半差をつけた。
鞍上のクリストフ・ルメール騎手は「2番手でペースは遅かったが、すごく冷静に走ってくれた。いい加速をしてくれた。能力がある。2000メートル以上でいいと思う」と、素質を評価した。
手塚調教師は「センスがありますね。素直で、気性的にまだおっとりしているから、今後の成長の余地はある。上積みはあると思う。距離は長くてよさそう。かなり良化してきそうですね」と、将来性の高さに期待を膨らませた。