花束を手に松永幹師(右)と写真に納まる熊沢(撮影・北村雅宏)
11日付で騎手免許を返納する熊沢重文騎手(55)=栗東・フリー=が同日、京都競馬場のウイナーズ
サークルで引退式を行った。
日本騎手クラブ会長で、競馬学校で1期下にあたる武豊騎手(54)=栗東・フリー=は現在、ケガで休養中のため、ターフビ
ジョンに登場。「長い騎手生活お疲れ様でした。熊沢さんとは同世代なので、本当に長い間一緒にたくさんレースに乗ってきましたが、有馬記念で私は大本命のメジロマックイーンに乗って大穴ダイユウサクに負けたことは今でも忘れられません。常に全力で騎乗し、平地、障害の二刀流でずっと尊敬してきました。今後は引退するということで寂しいですが、われわれ後輩は“熊沢イズム”、全力で馬に乗るという姿勢は受け継いでいきたいと思っています。今後は違う面から競馬を応援してもらえればと思います」と惜別のメッセージを送った。