2場で8鞍が行われた。東京では土曜芝1600メートルの
ゼーゼマンが一級品の切れを披露した。出遅れ気味のスタートから、道中は中団の内で待機。直線で大外に出されると、上がり3F33秒3の脚で他馬を一蹴した。林師は「マイルとはいえ、しっかり折り合えたのは大きい」と内容に手応えを感じており、距離が延びても問題なさそう。近親に1600〜2400メートルでG1・6勝
ブエナビスタがいる良血。クラシックをにぎわせる存在になりそうだ。
京都は日曜芝1800メートルの
サブマリーナが完成度の高さを見せた。好スタートを決めて、道中は馬群の中でしっかり我慢。直線は馬群を割る勝負根性を見せ、突き抜けた。やや荒れた馬場を考えれば勝ち時計1分48秒1は優秀。
スワーヴリチャード産駒らしく、瞬発力勝負より持久力勝負で本領を発揮するタイプだ。