16日、中山競馬場で行われたフェアリーS(2歳牝、GIII・芝1200m)は、吉田隼人騎手騎乗の11番人気(単勝28.9倍){horse=2005100568:ルルパンブルー}(牝2、美浦・坂本勝美厩舎)が、後方追走から直線で馬群を割って伸びると、2番人気スワンキーポーチに1/2馬身差をつけ差し切った。勝ちタイムは1分09秒8(良)。さらに1/2馬身差の3着に4番人気マイネレーツェルが入り、1番人気メイビリーヴは9着に敗れた。
勝ったルルパンブルーは、父ジャングルポケット、母はJRA2勝のガトーショコラ(その父フジキセキ)という血統。6月16日にデビューし、2戦目(福島・芝1200m)で初勝利。今回と同条件のカンナS(OP)で2勝目を挙げ、その後はききょうS(OP)3着、ファンタジーS(GIII)14着という成績だった。これで芝1200mでは3戦3勝。通算成績7戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の吉田隼人騎手は昨年の福島牝馬S(GIII、ロフティーエイム)以来となるJRA重賞2勝目。管理する坂本勝美調教師は99年の開業以来、初のJRA重賞制覇となった。
ジャングルポケット産駒は阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を勝ったトールポピー(牝2、栗東・角居勝彦厩舎)に続き、現2歳牝馬としては2頭目、通算では5頭目のJRA重賞勝ち馬となった。また、フジキセキは母の父として初のJRA重賞勝ちとなる。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。