19日に平成19年度第3回調教師免許試験の合格が発表された、ばんえいの坂本東一騎手(54、梨本照夫厩舎)、千葉均騎手(52、平田義弘厩舎)が、30日のレースを最後に騎手を引退することがわかった。1月から調教師に転身する。
坂本東一(さかもと とういち)騎手は53年8月27日生まれ、青森県つがる市出身。75年5月にデビューし、02年ばんえいグランプリ(ヒカルセンプー)、99年北見記念(グレイトジャイナー)など重賞38勝。99、00、01、02、04年にはばんえい騎手リーディングに輝いている。19日現在の通算成績は21193戦2678勝で、ばんえいの騎手としては現役最多勝となっており、先日「第40回日本プロスポーツ大賞」の功労賞に選ばれている。
千葉均(ちば ひとし)騎手は、55年1月22日生まれ、北海道虻田郡京極町出身。79年4月にデビューし、95年、96年ばんえいグランプリ(岩見沢、ヨウテイクイン)、01年ばんえいダービー(旭川、ヨコハマボーイ)など重賞32勝を挙げている。19日現在の通算成績は20431戦2106勝。
【坂本騎手のコメント】
「嬉しいし、ホッとした。騎手としてこれだけの成績を残せたし、思い残すことはない。調教師になりいろいろ苦しいことがあるかもしれないが、自分の人生は馬しかないので、これからの新たな人生を楽しんでいきたい」
【千葉騎手のコメント】
「病気の状態は検査待ちで、もう騎乗できないかもしれないが、28年間の騎手生活は2000勝もできたし満足している。今後は調教師として新たな人生を頑張っていきたい」