23日、阪神競馬場で行われた、今年の中央競馬最後のレースとなるファイナルS(3歳上OP、芝1600m)は、秋山真一郎騎手騎乗の2番人気アンブロワーズ(牝5、栗東・平田修厩舎)が、後方追走から直線で大外を伸びると、11番人気マイネルフォーグをアタマ差交わして優勝した。勝ちタイムは1分34秒6(稍重)。さらに1馬身差の3着に5番人気マヤノライジンが入り、1番人気イクスキューズは6着に敗れた。
勝ったアンブロワーズは、父フレンチデピュティ、母フサイチミニヨン(その父サンデーサイレンス)という血統。04年7月のデビューから2連勝で函館2歳S(GIII)を制覇し、続く阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)で2着に好走。その後は不振が続き準オープンに降格したが、今年7月のストークS(1600万下、阪神・芝1400m)で約3年ぶりの勝利を収め、前走のオーロC(OP)は5着だった。通算成績22戦4勝(重賞1勝)。